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ハリアーと軽空母

現代的な意味での軽空母インヴィンシブル

一時期、空母保有をあきらめたイギリス海軍は、哨戒ヘリコプター多数を運用する全通甲板型指揮巡洋艦を計画したが、この計画中に空軍で使用されていたホーカー・シドレー ハリアーに目をつけ艦上機型のシーハリアーを開発、これにより満載排水量20,000トン程のインヴィンシブル級軽空母でも固定翼機を運用することが可能となった。これが現代における軽空母の新たな定義づけを生む。

軽空母とシーハリアーの組み合わせは、1982年にアルゼンチンとイギリスとの間で行われたフォークランド紛争で艦隊防空において空戦での損失ゼロに対し撃墜23機という予想以上の成果を上げたため、スペインイタリアインドタイなど他の多くの国で採用されることになったが、艦載機に早期警戒能力が無かったため、アルゼンチン攻撃機の低空攻撃を許した。後にSH-3 シーキングを改修し、現在までヘリコプターを早期警戒機として運用している。フォークランド紛争以後、ヘリコプターとV/STOL機(シーハリアー)の組み合わせでの運用が確立され、以後建造される軽空母の方向性を決定したと言える。

ただ2000年代以降は4万~6万トン級でCTOL機を運用する中型正規空母が各国で建造され、一方ハリアー自体が旧式化したこともありこのクラスの空母も次第に退役するか、空母自体は運用されていてもハリアーの運用を終了もしくは凍結して実質的にヘリ空母として運用されつつある。事実このクラスの空母の先駆者であるイギリス海軍は、インヴィンシブル級でのハリアーの運用を2010年いっぱいで終了し、代わりに6万5,000トンクラスのクイーン・エリザベス級を建造。またインドも軽空母にかわり4万トン級中型正規空母を建造するなど、軽空母保有国から脱却しつつある。一方軽空母保有国でもイタリアのカヴールのような多目的空母としての運用や、スペインのフアン・カルロス1世など強襲揚陸艦での固定翼機の運用を行う国も現れてきている。

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【出典:wikipedia】
2012/02/06 21:41

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