カタパルトやアングルド・デッキなどの採用によってジェット時代の空母の技術が確立されたが、空母のような大型艦船は財政的な問題が無視できなかった。空母の運用にかかる費用は莫大なものとなってゆき、アメリカ以外ではまともに運用することが不可能となった。
海軍国であったイギリスも例外ではなく、第二次世界大戦後に完成した4万トン級の「イーグル」や「アークロイヤル」等の正規空母の後継艦の建造を1960年代に計画するものの予算の面で断念、1970年代にはすべての正規空母は退役してしまった。
一方フランスは1961年以後自国技術により3万トン級のクレマンソー級2隻を建造した。フランスは政治的にアメリカ追随ではなく独自の歩み方をすることを選択し(対米自立外交)、ド・ゴールが大統領時代の1966年に北大西洋条約機構から脱退した。以後フランスはアメリカに頼らない独自の空母戦力維持に力を注いでおり、現在は4万トンの原子力空母「シャルル・ド・ゴール」1隻を運用中である。
またソビエト連邦も海上航空勢力の整備を目指し、まず垂直離着陸機とヘリコプターを運用する4万トン級のキエフ級航空巡洋艦を1975年から4隻作った後、1991年に6万トンの重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を建造した。
イギリスで建造されたコロッサス級とマジェスティック級は小型の軽空母であったが、蒸気カタパルトとアングルド・デッキの装備などの改装・改設計により最低限のジェット艦上機運用能力を持っていたため、1960年前後にカナダ・オーストラリア・インドなどのイギリス連邦諸国やオランダ・ブラジル・アルゼンチンに売却または貸与されたので、これらの国でも空母を運用している時期があった。1970年代終わりにこれらの小型空母が老朽化した際に大半の国では後継空母の取得を諦めたが、インドはイギリス軽空母「ハーミーズ」を購入し「ヴィラート」として空母戦力を維持、ブラジルはフランスより「フォッシュ」を購入して「サン・パウロ」として戦力を維持している。
| このページを |
|---|
| 人気キーワード |
|---|
|
第2位⇒1996年
第3位⇒1984年
第4位⇒1968年
第5位⇒鉄拳タッグトーナメント2
第6位⇒信長の野望・天道
第8位⇒グランド・セフト・オートシリーズ
第9位⇒予算
第10位⇒車輪の国、向日葵の少女
|
今みんなが気になるワード