航空機の飛行方式には、大別して計器飛行方式 (IFR) と有視界飛行方式 (VFR) の2種類がある。このうちIFRで飛行する航空機が管制空域を飛行する場合は飛行計画を承認される必要があり、クリアランス・デリバリー(または単にデリバリー。CLR)はこの管制承認を無線で伝達する機関である。
一般航空会社の大型旅客機はほとんどすべてがこのIFRで飛行するので、最初にクリアランス・デリバリーと交信し、目的空港と巡航予定高度を通報して飛行計画の承認を要求する。
飛行経路はあらかじめ提出されているフライト・プラン(飛行計画)にそって管制官によって確認される。管制承認として、目的空港・出発経路 (SID・Transition)を含めた飛行経路・離陸後維持する高度・巡航高度・トランスポンダー識別コードが伝達され、パイロットは復唱する。復唱が確認されると、グランド・コントロール(地上管制席)と交信するよう指示される。
クリアランス・デリバリーは、日本では旧第一種空港をはじめとするトラフィックの多い空港に設置されている。地方空港などでは、グランド・コントロールやタワーが役割を代替しているケースが見られる。
交信例:
Japan Air 111, cleared to Fukuoka Airport via Zama 9 departure, Nagoya transition then flight planned route, maintain 12,000, expect flight level 370. Squawk 2146. Read back please.
Japan Air 111 read back is correct. contact ground 121.8 when ready.
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